【知識】コンピュータの歴史について時代ごとにポイントを解説

情報と知識

今ではスマートフォン、タブレット、パソコン、また周りの様々な家電製品、生活だけではなく企業や国の様々なところはコンピュータだらけの世界になっています。

このコンピュータがいつからどのような歴史で発展してきたかをわかりやすく以下の順番にて説明します。

コンピュータの起源

コンピュータの起源は、計算を人の頭だけではなくて道具として利用することから始まりました。

現在のそろばんの原型みたいなものです。

紀元前2000年頃に、古代バビロニアにて、アバカスとよばれる手動式デジタル計算機が発明されました。

そろばんの機械化「機械式計算機」

その後、時代とともに形を変えて計算の精度を上げながら、複雑な計算も可能となってきました。

17世紀になると、そろばんの仕組みを手動ではなく機械で行えるように改良、進化させたモデルがいくつかでてきました。

それらの利用用途としては、主に国の統計作業、会社の経理、会計・税理、エンジニアの設計、研究などで利用されていました。

有名なものとしては以下があります。

名称発明年発明者
シッカートの計算機1626年ヴィルヘルム・シッカート1592年~1635年ドイツ
パスカルの計算機1640年代ブレーズ・パスカル1626年~1622年フランス
ライプニッツの計算機1670年代ゴットフリート・ライプニッツ1646年~1716年ドイツ

現代コンピュータの原型「階差機関・解析機関」

産業革命期のイギリス。様々な分野で大量の複雑な計算が必要になってきたため、その計算を行うための仕組みが発明されていきます。

階差機関・解析機関というものです。

階差機関については計算をしながら印刷をすることを目的とされていました。

また、解析機関は歯車を使った計算機となりますが、現在のコンピュータと同じ概念を持ったものでした。

資金や技術力不足が理由でどちらも完成はされませんでしたが、この考え方については以降のコンピュータ開発に大きな影響を与えました。

これらを開発したのが、チャールズ・バベッジ(1791年~1871年)(イギリス)、コンピュータの父と言われています。

最初のコンピュータ「ENIAC」

時代は進み、コンピュータの技術は戦争で大きく使われるようになっていきました。 

1946 年 モークリー と エッカートにより開発されたのが「ENIAC」です。

軍事用に弾道計算を行うために開発されていましたが、完成したときには戦争は終わっていました。のちに水爆実験の計算で利用されました。

大量の真空管(17,468本)を利用した非常に大きなコンピュータ(床面積100㎡)でした。

こんなに巨大なコンピュータでしたが、性能としては現代の電卓以下でした。

その後、コンピュータは小型化、性能向上が進んでいきます。

そして、コンピュータは、国の研究機関だけではなく、個人でも所有できるレベルまでになっていきます。

最初のパソコン「ALTAIR8800」

「ALTAIR8800」、最初のパーソナルコンピュータです。

MITS社から、組み立てキットという形式での発売でした。

一台がかなり高額な値段でしたが、コンピュータに興味のある人たちは、このALTAIR8800を購入したため、飛ぶように売れました。

このALTAIR8800にて、マイクロソフトの創業と関係する「BASIC」がビル・ゲイツ、ポール・アレンとともに開発されました。

それから現代までのコンピュータの発展

その後、さらに小型化と性能アップは続きます。

インターフェースの進化。(AppleⅡなど)

ソフトウェアの進化。(Windowsなど)。

さらにそのソフトウェアでのコミュニケーションの進化(SNS)と進んでいきます。

コンピュータの期限から、それぞれの時代での代表的なコンピュータとそれに関わった人物を紹介してきました。

今、皆さんの手元にあるスマートフォンもこれらの発明の延長線上にあるものですね。

今後もさらにコンピュータは進化していくでしょう。

みなさんが、その一役を担うかもしれません。

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