生活の中でも、仕事の中でも「スケジュール」は良く使われます。
将来の予定を作り、自分や周りの人達が予定通りに目的達成するための計画になります。
そして、もちろんWEBサイトを構築などのシステム開発においてもとても大切になります。
それは、大規模システム開発であっても、一人で行う小規模なシステム作業であっても、必要にはなってくるでしょう。
今回はこのスケジュールの作り方について、わかりやすく解説をしていきます。
作業の洗い出し
スケジュールを作る上で一番最初に始めることは、今回スケジュール化しようと考えているシステム開発の作業を洗い出すことから始めます。
システム開発の全体、スタートからゴールまでにはどのような作業があるでしょうか。
まずは、大枠でも良いので、漏れがないように作業を洗い出してみましょう。
例えばWEBサイトを構築する作業を考えた場合、ざっくりと以下のような作業が発生するでしょう。
1 | サーバー設計・構築 |
2 | ミドルウェア設計・インストール |
3 | アプリケーション設計・開発 |
4 | フロント画面設計・開発 |
5 | 試験 |
6 | リリース作業 |
実際には、更にこの作業を細分化する必要がありますが、今回はこの内容にてお話をしていきましょう。
対象となるシステム開発において行う作業を洗い出す。
作業にかかる時間の算出
システム開発において必要な作業を洗い出すことができました。
次に行うこととしては、この洗い出した各作業にどのくらいの作業時間がかかるかを見積もっていきます。
但しこの作業は、更に細かい情報が必要になる可能性もあります。
そして何よりも、この見積りを行うことは経験者でないと難しいかもしれません。
また、実績などがすでにあるのであれば、過去の見積りをベースに産出していく方法もあります。
では、先程の例をもとに、この各作業に対してかかる時間を見積もっていきましょう。
結果的に、以下のような形で記載ができるかと思います。
1 | サーバー設計・構築 | 5人日 |
2 | ミドルウェア設計・インストール | 3人日 |
3 | アプリケーション設計・開発 | 10人日 |
4 | フロント画面設計・開発 | 5人日 |
5 | 試験 | 10人日 |
6 | リリース作業 | 2人日 |
この作業時間の見積りに関しては、何かトラブルが発生した時なども踏まえて、ギリギリの値は取らないようにしましょう。
少し余裕を持った見積りとすることが必要になります。
各作業に対して、その作業にかかる時間を算出する。
スケジュールの作成
では、ここまでの準備ができたら、ついにスケジュールの作成に入ります。
作業の順番を意識してスケジュールを書いてみます。
これまでの例で利用した内容で組み立てた場合、以下のようになります。
これで、このWEBサイトを構築する際の全体のスケジュールができましたね。
- 全体としてどのくらいの時間がかかる。
- どの日程にて、どのくらいの作業が終わっている。
などの情報について、組み立てることができました。
各作業の作業時間をもとにスケジュールを作る。
まとめ
今回は、WEBサイト構築を例に、スケジュールの作り方についてお話してきました。
内容は以下でしたね。
何日もかかるシステム開発において、スケジュールは全ての軸になるものです。
従って、作業の前に、スケジュールをしっかりと組み立てすること、これはとても大切になります。
それを関係者に共有してこのスケジュール通りに最後まで作業が進みます。
もし、あなたが、これから自分一人で何か作業を行おうとしている場合についても、簡単にスケジュールを作ることをオススメします。
以上です。
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