システムエンジニアやプログラマーに転職することを目指している方も多いかとおもいます。
システムエンジニア中途採用について、面接官の視点から実例をもとに内容をお話します。
面接側の立場としてどのような考え方で、どのように採用の話が進み、そして結論が出るのかについて解説します。
これはある企業のあるシステムエンジニア面接の1つの例になります。
募集内容や企業により異なる部分はありますが、一例として参考までにして頂けると幸いです。
内容としては以下になります。
今回の採用実例の内容
今回お話する面接の内容について以下でした。
希望としては以下のような内容でした。
面談の前
面接の前に採用候補者の書類が送られてきます。
候補者のこれまでの経歴書です。
その書類をもとに必要な人材かどうかの技術的な面、経験的な面での確認をメンバーと行います。
会社として今回の募集要件に達しているかを基準に判断を行います。
また、今までの履歴の中での特化する経験、それぞれの職務期間などの観点でも確認をします。
今回の候補者については、年齢は30代前半でした。
望んでいる人材からすると、多少経験が少ない感じもありましたが、それ以上にその人の長所をがあれば採用に至ると判断して面談をお願いしました。
面談当日
新卒の面接では細かい態度などチェックをするかもしれません。
ただ中途採用に関しては、基本的になことができているのが前提です。
したがって、具体的に候補者の中身を知りたい為、話を進めたいと考えています。
(基本的なことができているというのが当たり前という前提ですね)
まず、最初は自己紹介を行ってもらいました。
少し緊張している感じでしたが、事前に送って頂いていた経歴書の内容をお話ししてもらいました。
特に経歴書以上の特別な話はなかった印象です。
もちろん経歴書に記載していた中での長所などのエピソードなども多少含まれていましtが、正直他の候補者と比べて特化している内容でない限りはあまり印象には残りません。
その後技術的な内容、また課題に直面した際にどのように考えて進めるかなど、いくつか確認をさせてもらいました。
結論から言うと、それらの回答は、我々が求める回答の60点ぐらいでした。
できるだけ、何か期待する以上の、長所、得意なポイントを教えてほしく、いくつかのやりとりをさせていただきましたが、良い回答を得ることができませんでした。
判断の決め手
そのまま面接が終わったのですが、全体の話の中で、期待以上の内容を候補者から得ることができませんでした。
基本的に教科書通りの内容、想定範囲内の回答しか得られなかったのです。
なぜそうなったのか。
本当にそれだけの技術や能力しかなかったのか。
それはわからないのですが、原因の1つは緊張しているという事でした。
かなり緊張していることが、我々にもわかりました。
できるだけ、緊張をほぐして、本当に話したい事(長所)を聞きたかったのですが、それを聞くことができませんでした。
緊張で本来言いたいことが言えてなくなっていた部分があるかと思います。
本当にどれだけの力があるのか、こちらがわからない状態で面談が終わってしまったのです。
結論として不採用になったのですが、緊張というところが自分の能力の表現をかなり抑えてしまったというところになります。
まとめ
システムエンジニアの中途採用について面接官の立場からお話してきました。
内容は以下でした。
面接で緊張するなということはかなり難しい話です。
ただ自分の能力が緊張によって出せないのはもったいなすぎますね。
面接官は候補者の本当の姿を見たいです。
その人にどのような能力があるのか、どのような考え方をしているのか。
会社としては良い人材を求めて募集を行っています。
しっかりと面接官に自分の長所を伝えてあげなければなりません。
緊張にさえぎられて自分の伝えたいことが出せない。
ということはできるだけ無いように面談は望みたいですね。
以上です。
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