プログラミングをするうえで数学が必要か?
プログラマーになるうえで数学を学習していないといけないか?
それについてお話をします。
早速結論ですが、不要です。
皆さんがイメージしている、数学。
いろいろな数式やグラフなどなどの知識は、プログラマーにとって必要ありません。
ただ、数学のすべてが必要ないわけではないため、それらを踏まえて具体的なお話を進めていきます。
文系でもプログラマーになれる
プログラマーになるのに数学は必要ない。
と最初にお話ししました。
なので、文系でもプログラマーになることはまったく問題ありません。
また、プログラマーになって働き出す(もしくはプログラミングの勉強をはじめる)ことで、どれだけ勉強して経験して、身についたかで理系文系関係なく良いプログラマーへ成長できます。
実際にプログラマーの30%は文系出身で活躍しているというデータもあります。
IPA 情報処理推進機構
また文系の方がコミュニケーション能力が高い傾向にあるため、プログラミング能力に加え、コミュニケーション能力を備えたプログラマーになりやすい可能性があります。
プログラマーとして、とても活躍が期待できるでしょう。
文系の人は、プログラマー等のエンジニア職に向いていないのか。いう疑問がありますが、逆に文系の強みを合わせることでチャンスが大きいのかもしれませんね。
数学的な考え方は大きな力
プログラマーになるには数学が必要ない、文系でも問題なくプログラマーにはなれます。というお話をしてきました。
確かに、数学の数式やグラフの考え方などは必要ありません。
ただ数学的思考ついては、プログラミングをする際に大きな力になるでしょう。
数学とは色々な解き方がありますがひとつの答えに向かって、最適な解き方を探して答えを導くという学問です。
この数学的な考え方は、プログラミングにおいても同じことが言えます。
プログラミングをする上ではの目的は、ちゃんと機能が動くようにプログラミングができれば良いです。
しかし、ちゃんと機能が動くとしても、プログラミングコードの書き方は様々にあります。
ではどの書き方がプログラミングコードとして良いものなのか。
それは、コンピューターに負荷をかけなかったり、処理速度がより増す書き方の観点になります。
その考え方を取るにあたり数学的な思考が活かされてくるというわけです。
本当に数学が必要なプログラミング
ここまでで、プログラミングには数学の知識は必要ない。
ただ数学的な考え方は持っていた方が良いということを話してきました。
ですが、プログラミングを利用して開発する機能のよっては本当に数学が必要とされるものもあります。
それの代表的な例を3つ紹介します。
ゲーム開発
ゲームを開発するには、プログラミングを利用します。
そのゲームの中でも特に物理演算が必要となるようなものについては、プログラミングを行う際に数学が必要となります。
物理演算とは、物の動きを数学で計算するという内容になります。
物を投げた時にどのくらいの速度で飛んで、どのくらいの速度で落ちて、どのくらいの距離飛ぶか。
などを計算するようなことを言います。
ゲームではよくある光景ですね。
これには物理演算が利用されて、プログラムで速度や距離などの計算がなされて、画面に表示されていきます。
数学的な知識、また物理の知識が必要になってきます。
その知識を踏まえてプログラミングをしていく必要があります。
AI(人工知能)
AI(人工知能)をプログラミングにて作る際には数学の知識が必要となります。
AI自体が数学を利用し動作しているため、その動きをプログラミングにて作っていく際には、数学を理解しておく必要があります。
統計学
統計学処理をプログラムで実行する際には、数学の知識が必要になってきます。
統計学自体が数学を多く利用しており、その考え方に基づいてプログラムを作っていく必要があります。
統計学(そこで利用されている数学)をある程度理解しておくことが必要になってきます。
まとめ
プログラマの数学が必要かということに対してお話をしてきましたまとめとしては以下になります。
でした。
プログラマーの種類や作っているものなどによって大きく変わる部分もあります。
ですが、おすすめとしては「数学的な考え方」を一定量持っていることがとても望ましいかと思います。
どんなプログラマーになるにせよ、無駄のない、理想的なプログラムコードを書くための大きな1つの武器になるといえるでしょう。
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