プログラミングを行い、システムやサービスを開発する。
また、そのシステムやサービスが動き始めた後に、運用を行います。
その中で多くの問題や、また改善などが出てくるでしょう。
それを1つ1つ管理して、順番に対応していかねばいけません。
これを「課題管理」といいます。
この課題管理については、大人数で行う巨大プロジェクトにおいても、個人で運営するサイトにおいてもしっかりと行うことが大切になります。
今回はこの課題管理について、お話をしていきます。
課題管理とは

冒頭でお話した通りですが、Webサイトなどのシステムを開発したり運用を行う際には、課題管理が必要となります。
ここでいう課題とは以下のような内容をイメージしてください。
項目 | 内容 |
---|---|
問い合わせ | サイトに対してユーザー等から問い合わせが入りその対応 |
改善対応 | サイトについて新しく対応した方が良い改善案やその対応など |
バグ | サイト内のバグ情報やその対応など |
運用作業 | サイトを運営する中で必ず発生する作業など |
これらの内容を1つ1つ管理を行い、適正なタイミングにて忘れずに実施していかねばなりません。
また、この課題管理をしっかりと行っておくことで、課題の見える化が行えます。
要するにそのプロジェクトにおいて、どれだけの課題があることがひと目でわかるようになります。
これは、特に多くのメンバーで1つのプロジェクトを扱っている場合には特に重要となります。
それぞれの課題について、具体的な内容や優先度、工数、またその課題は今誰が担当していて、いつまでに実施しないといけないかなどが、すぐにわかるということです。
プロジェクトにおいては課題管理が必要。メンバーに対して課題の見える化が大切。
課題管理の項目設定

それぞれの課題を管理していくには、1つの課題に対していくつかの項目を設定します。
その項目については以下のようなものがあります。
項目名 | 項目内容 |
---|---|
課題のタイトル | 課題を一言で表すタイトルとなります。 |
課題の内容 | 課題の詳細を記載します。 |
優先度 | その課題がすぐにやらなければならないのか、後でも良いのかの優先度を規定します。 |
担当者 | その課題が今誰の担当となっているかを記載します。 |
期限 | その課題がいつまでに解決しないといけないのかの期限を設定します。 |
ステータス | その課題の状況を記載します。 |
例えばこちらの項目にて課題を起票したら以下のようになります。
項目名 | 項目内容 |
---|---|
課題のタイトル | トップページの文言変更 |
課題の内容 | トップページの「○○○」という記載を「xxx」に変更する。 |
優先度 | 高 |
担当者 | △△ △△ |
期限 | 2020/9/3 |
ステータス | 対応中 |
この課題管理の項目については、扱うシステムや、実行するチームなどによってカスタマイズするのが望ましいかと思います。
必要な項目は追加、不要な項目は削除するのが良いでしょう。
項目が増える程、細かく課題管理ができますが、逆に課題管理に対しての作業量は増えてしまいます。(随時細かい情報まで入力更新が必要となるため)
そのバランスについては調整する必要があるでしょう。
課題について、いくつかの項目の設定を行うことができ、その項目についてはプロジェクト毎に何が必要かを調整すれば良い。
課題管理ツール

この課題を管理するにあたり、便利なツールがあります。
以下、課題管理ツールについていくつか紹介しておきます。
各プロジェクトにおいて利用しやすいツールを導入して課題管理を行うことが良いでしょう。
まとめ

今回はシステム開発や運用を行うための課題管理についてお話してきました。
内容としては以下でした。
システムを開発や運用を行っていくには、日々様々な動きがあります。
これを1つ1つ管理して対応していくことは、プロジェクト管理の基本となります。
これは大きなプロジェクトにおいても、個人が運用するサイトにおいても同じことです。
どんな課題があり、それをいつまでにどのように誰が対応していくか。
これをしっかりと、見える化しておき、最適な順番で対応していくことが大切です。
それを行うには、今回お話してきた課題管理が必要となります。
以上です。
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