プログラミングで何かサービス作ろうとする時。
どうしても作り手の気持ちが強くなってしまいます。
言い換えると、そのサービスを使ってもらうユーザーの気持ちが見えなくなることが多いです。
そのサービスを使うのは、作った人ではありませんね。
サービスが完成して、実際に利用されることが真の目的です。
したがって、それを利用するユーザーの気持ちで作ることが重要になります。
ユーザー視点で、プログラミングをして、作ることができるかについて、考えなければなりません。
作り手だけが満足するサービスは作られた後に利用されなくなります。
ユーザーの気持ちはわからない
少し掘り下げて話しましょう。
サービスを作っている人たちは、ユーザーの気持ちはほぼわかりません。
(と思ったほうがいいです。)
わかっていると思っているだけで、実際にはやはり見えていない部分が多いです。
作っている人たちは、そのサービスの仕組みや成り立ちを知っていた上で考えています。
ただ、実際に使うユーザーはそれらを知らずに利用しますね。
ここが大きなポイントになります。
また、Webサイトなど、作っている人たちは、Web の技術スキルだったり、プログラミングの知識があります。
ただ、Webサイトを見るユーザーは、そうではありませんね。
例えば、作っている人から見ると、画面上に配置したあるボタンを押すことは当たり前を考えて作ったとします。
しかし、実際に利用するユーザーから見た時には、それがほとんど押されない。
極端な場合、それがボタンとも認識されていない場合もあります。
このようにユーザーの動きというものは、作り手の想像を超えた動きをします。
逆に、ユーザーが求めていること、ユーザー視点に近づくことができれば、とても良いサービスを作り出すことができますね。
ユーザーの気持ちを確認する
では、ユーザーの気持ちをどうやって確かめるか。
簡単な方法があります。
もし個人でプログラミングをしていて、何かサービスなどを作っている人については、家族や友達など、そのサービスを全く知らない人に使ってもらえばいいのです。
必ず想定していない質問だったり、意見が出るはずです。
自分の中では、違うと考えている意見が出た際も、一度飲み込んで考えてみてください。
それがこのサービスを使うユーザーの真の気持ちです。
自分ひとりで最後まで作りきって、Webサイトをオープンさせるよりも、かなりユーザー視点での修正が入るはずです。
実際にユーザー確認してもらいその観点で修正していく手法というものも存在します。
それをユーザーテストといいます。
ユーザビリティテストともいいます、実際にユーザーにサービスを試してもらいその結果意見を収集するテストです。
企業において、ユーザー観点で開発されるサービスには多く取り入れられています。
ユーザー観点で考えるべき機能
では、作る機能を全てユーザー第1で考えるべきでしょうか。
そうではありません。
サービスの中において、ユーザーから遠い機能、近い機能で、ユーザーの気持ちをどこまで考えて、それぞれ力の入れ方は変わってきます。
例えばWebサイトについては、画面回りを作る際にはユーザーのことを多く考えなければいけませんね。
したがって、デザイン周り、HTML、CSS、JavaScriptなどを作る際にはユーザーのことを気にした作り方をする必要があるでしょう。
逆にもっとシステムに近い機能(ユーザーから遠い機能)、サーバー周り、データベースなどの作りについては、ユーザーから見ると全くどうでもいいことです。
システム観点の考え方を強く出した作りにしておくと良いでしょう。
まとめ
あなたが作っているサービスは誰のために作っているか。
あなた自身のプログラミング学習のためだけに作っているなら全く問題ありません。
ただ、作った後に「誰か」に利用してもらうために作っているのであれば、その「誰か」の気持ちに寄り添った作り方にしてあげましょう。
以下でしたね。
逆の立場で考えてください。
あなたが、Webサイトをいろいろ眺めているとき。
このサイトわかりにくいな。
このサイト使いにくいな。
きっとそういうことがあると思います。
あなたがユーザーの立場になっている瞬間です。
自分が作るときには、ユーザーの気持ちに寄り添えるように作れれば、よりユーザーに利用してもらえるサービスができるはずです。
サービスは作るためにあるのではなくて、利用されるためにあります。
そこを間違えないように作りましょう。
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