システム開発は、目的の期日に目的の機能を開発していくというプロジェクトになります。
これを事前に計画して、プログラマーが開発を進めていきますが、全てのプロジェクトが計画通りに進むとは限りません。
開発途中にて問題が発生して、期限に間に合うことが厳しくなり、夜遅くまで対応におわれる事もあります。
炎上プロジェクトというものです。
これは、どのような大きな会社や有名な会社のプロジェクトであっても、必ず発生はしています。
あなたが、プログラマーやシステムエンジニアなどでIT業界でシステム開発を行った場合、必ずどこかで出会うことになるでしょう。
今回はこの炎上プロジェクトについてお話をしていきます。
プロジェクトは、開発を着手する前に、まずは計画を作成します。
そして、その作成した計画に沿って開発作業は進められます。
これを考えると、その計画通りに全て問題なく進めることができた場合、炎上案件にはならないでしょう。
炎上プロジェクトについて、この開発計画ということを軸にして詳しくお話していきます。
開発計画自体に問題がある場合
開発を着手する前に開発計画を作成します。
まずは、この開発計画自体に問題がある場合からお話します。
この問題のある開発計画を利用して、開発を進めると、どこかで課題が明るみになり開発に支障をきたすでしょう。
そして、その内容によっては炎上プロジェクトになってしまいます。
もちろん、開発計画をたてた際には誰もその課題に気づいていない(もしくはしっかりとレビューや検証がなされていない場合もあります)為、その計画を利用してそのまま開発着手に入ってしまいます。
それでは、計画を立てる際には、どのような問題が潜んでいるのでしょうか。
例えば以下のような内容を読み間違えてしまうことがあります。
- システムを開発が規模になるのか
- リスクや課題はどんなことがあるのか
- 関わる会社や人間はどのような体制となるのか
もちろん、どんなベテランでも読み違えてしまうことはあります。
また、実際に開発が始まる前であることから、情報が正確に集まっていない可能性もあります。
まだ、確定していない内容に対してどのように計画をたてていくか。
万が一の際にも、対応が可能なように余裕をもった計画をたてておくことが大切です。
開発計画を作成する際には余裕をもった内容にすることが大切。
開発計画通りに開発が進められない場合
次に、開発が始まる前にたてた開発計画が問題なかったとします。
その上で、プロジェクトが炎上するパターンについてお話します。
開発計画に従って、日々の開発作業を行ってはいきますが、この計画通りに開発の作業が進められなくなった、それによりプロジェクトが炎上してしまった。
という内容のお話です。
こちらももちろん、プロジェクト炎上には様々な要因があります。
例えば以下です。
- 仕様が決定されず予定通りに進められない
- メンバーが何らかの理由で離脱して開発体制が当初の計画通りではなくなる
- バグが想定以上に多く修正対応が間に合わない
- プロジェクト管理が適切に行えてないことで遅延発生や課題が解決できない
- 環境構築や外接準備が間に合わないことで開発が進められない
それぞれ、事前に発生しないように対策をしておく。
また問題が発生しても最小限のダメージにてリカバリさせ、プロジェクトをもとの開発計画通りに戻すなど、状況による対処は必要となります。
ただこの対処が上手くいかなかった場合、また対処したとしても問題のダメージの方が大きい場合には、炎上プロジェクトとなってしまいます。
発生しうる課題には事前対処と発生後は最小限のダメージになるようリカバリする。
まとめ
今回はシステム開発において、プロジェクトが炎上してしまうことについて、開発計画を軸にお話をしてきました。
内容としては以下でした。
プロジェクトが炎上してしまった場合、プロジェクト全体、または会社に対してもダメージがあります。
計画以上の人員を投入することでプロジェクトの火消し(対応)にあたったり、またもちろんその作業時間も膨大になり、メンバーも精神的に疲れていきます。
ミスのないプロジェクト遂行ということはとても難しいですが、プロジェクトが炎上はしないためにも、最小限のダメージで留めておけるように課題に対して適切な対応を迅速に行うことが求められます。
また、取り返しのつかない状況だけは避けなければならない為、常にプロジェクト全体を見渡して、先を読む事が大切となってくるでしょう。
以上です。
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